メモログ

小説:モナゲの国のモナコ(1)

tsubakiabura
2020/02/17 12:57


不定期に小説を連載してみる事にしました。
*間違いや、おかしい点などありましたらコメントにてお願いします。*

──加想 茂菜子。それが私の名前。
友だちや家族からはモナコとカタカナで呼ばれている。

私は以前から、仮想通貨という物に興味があった。しかし、割と高値であるビットコインには手が出しづらかった。
そこで私が見つけたのが、モナコインだった。日本発祥、簡単に他の人に送れるシステムが好評らしい。
モナコインを投げる神社もあるとか。何だか面白そうだ。

私はモナコインに手を出してみる事にした。まず取引所に登録し、口座と本人確認の申請をした。
そしてモナコインを買うべく、「MONA/JPY」というボタンを押した。すると──

目の前には黄色っぽい世界が広がっていた。あれ?自宅にいたはずなのに。ここはどこ?
『"Monappy" registration completed. Wallet balance is 0. Continue to purchase MONA.』
英語の音声が聞こえてきた。それは日本語に徐々に翻訳されていき、
『Monappy登録完了。ウォレットの残高は0です。続けてMONAの購入を開始します。』
と、丁寧に全て日本語で教えてくれた。

──でも待って、今は一体どこにいるの?

『Welcome to Monageland.』
『ようこそ、モナゲの国へ。』

気づいたら、手元にはモナコインがあった。そして、黄色っぽい財布も何故か持っていた。
モナゲの国?聞いた事がないし、なぜ急にこんな所に来たんだろう?
とりあえず私は、モナコインを大切に黄色っぽい財布──ウォレットにしまった。


一面黄色い世界が終わると、緑豊かな自然あふれる場所に着いていた。
どうやらここが、モナゲの国みたいだ。そして突然──

「新入りだ!」「よろしく!」「よろしくお願いします!」「新規の方が増えた!」
みんなが、大量に小さなモナコインを私に向かって投げてきた。
私はてんやわんやしながらモナコインを手元に収めた。どうやら、今のはここの文化らしい。
チップに近いものなのだろうか?とりあえず、質問してみる事にした。

「あの……今のは何なんですか?」
すると親切な男性が教えてくれた。
「モナゲさ。モナを投げるからモナゲ、数字を語呂合わせにして投げる事が多いね」

よく数えてみると、手元に来たのは全部『0.04649MONA』だった。
4人から来たから、モナゲの額は合計『0.18596‬MONA』になっていた。ウォレットにそう書いてあった。
「あぁ、だからモナゲの国……なんですね」
「質問や雑談、身近な話題をするなら、あそこの『アスクモナ公園』に行くといいよ。」
男性が指さしたのは、人工的な緑色に包まれた公園だった。

「さらにここだと、文章やイラスト、漫画を発表するだけでも手軽にモナがもらえるのさ」
「はぁ。じゃあ、あの青色の建物は何ですか?」
偶然、目に入った建物だった。

「あれは『ペイメント商店街』。モナで自由に物が取引できるよ。何でも出品できる」

男性はそう親切に答えてくれた。モナゲの国は、本当に何でもできる所だった。

「あぁそうそう、ウォレットに入れたままじゃつまらないだろう?モナの価値が上がったら現金にしてもいいからね」
今の価値は、空の高い所にデジタルチックに表示されていた。
「取引所は歩けばすぐあるからね。とりあえず、歩いて道を覚えるといいよ」
「あ、ありがとうございます!」

親切な男性に、私もモナゲしてみる事にした。0.039MONAぐらいでいいかな?
「お互い様さ」
紳士な男性だった。とりあえず私は、元の世界に帰る方法より、モナゲの国が気になったので
帰るのを後回しにして探索してみる事にしたのだった。
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