現在、モナコンは様々な送金(受け取り)方法が存在しています。
それぞれに良いところがあり、仮想通貨らしく別サービス間での送金も可能です。
しかしながらコミケ(同人誌即売会)という環境ではある程度スピードを求められます。
また、必須機能としてJPY(日本円)とのリアルタイムの換算機能や素早い送金確認が必要となります。
前回のコミケc93ではMonappyのPaymentを利用した方法を紹介しましたが、様々な便利なサービスが発表されましたのそれぞれ紹介させていただきます。
送金の説明
まず、送金には大きく分けて2種類があります。
オフチェーン送金【Monappyなど】
ブロックチェーンを利用せず送金する方法です。
モナコインを預けてサービス内でモナコインを移動させます。送金が完了するまでに時間はかかりません、別のサービス(wallet)に送金するためにはオンチェーンを使います。
オンチェーン送金【モバイルwalletなど】
ブロックチェーンを利用して送金する方法です。
様々なサービス(wallet)間で送金が可能です。しかしながら送られたモナコインが完全に着金するのには少し時間がかかります(送金の確認はリアルタイム)。
どちらを利用するかは買い手次第となるので、2つの方法で受け取れる体制を整えることが良いとおもいます。
受け取り準備(すでに準備できている場合は必要ありません)
Monappyの登録
Monappyはモナコインを楽しく使うことのできるポータルサイトです。
今回モナコインの受け取りにアカウントが必要になります。
以下よりすぐ登録ができます。
https://monappy.jp/users/register
モバイルwalletの準備
iOSの場合は「Monawallet」
https://monacuration.com/page-860/
Androidの場合は「もにゃ」
https://monacuration.com/page-853/
のインストールを行ってください。
以上で受け取りのお財布の準備ができました。
これより、買い手側が支払い易いように準備をします。
①にすた財団の印刷用QRコード生成
現在多くのモナコインユーザーはモバイルwalletかMonappyに利用するモナコインを預けていることが多いと思います。
その両方に対応したサービスです。
これだけ準備して生成されたQRコードをお品書きと一緒に印刷していただくと簡単にモバイルwalletとMonappyから送金してもらうことが可能です。
このような形で決済が可能です
印刷用QRコード作成 Monappy送金の場合
印刷用QRコード作成 モバイルwallet送金の場合
まず
から、必要事項を入力していきます。
アドレス入力
決済時に送金の確認を行うため、アドレス入力にはモバイルwalletのモナコインアドレスを入力してください。
(もにゃでもMonawalletどちらでも構いませんがMonappyやtipmonaなどは受け取りの確認に時間がかかるのでやめましょう)
Monawalletの場合
【受取】→アドレスをタップするとコピーされます。
【シェアする】からメールで送信も可能です。
もにゃの場合
【受取】→【アドレスをコピー 】でコピーできます。
商品名
販売する商品の名前などを設定して管理をしましょう。
請求金額
日本円で設定します。設定した金額を読み込んだときのレートのモナコインで請求してくれます。
モナッピー
登録しているMonappyのユーザーIDを入力してください。
買い手がMonappyを選択した場合、設定したアカウントに決済されたモナコインは送金されます。
メッセージ
こちらに簡単な商品名など入れるとあとの管理がしやすいかもしれません。空欄でも大丈夫です。
(設定すると決済用のQRコードが複雑になるので短く設定か空欄が推奨です)
設定が完了したら「印刷用QRコード生成」をクリックしてQRコードを生成してください。
QRコードが画像データーになっているので保存をして、お品書きや専用シートに他と混ざらないように印刷して管理をお願いします。
例生成したQRコードをスマホのQRリーダーで読み込むことで2種類の決済に対応することができます。
販売物が複数個ある場合は、【500円決済用】【1000円決済用】などのように作成すると管理と決済時が楽になります。
詳しい設定方法はにすた財団のサイトで紹介されています。
https://blog.n-ista.org/2018/07/qr.html
送金の確認はほぼリアルタイムで、walletへの送金の場合はQRコード生成時に設定したwalletで確認できます。Monappyの場合は送受信履歴から確認できます。
買い手にどちらで送金したかを確認してモナコインの受け取りの確認を行ってください。
しかし、このサービスはにすた財団のサイトが何らかの影響でダウンした時は利用できないので、次に紹介するモナコインアドレスを直接印刷する方法も行うことを推奨します。
②モナコインアドレスを直接準備する。
2番目になりましたが一番基本的な方法です。
売り手のモナコインアドレスをQRコードに変換し、買い手側はモバイルwalletからカメラ読み込み送金します。
モバイルwallet(もにゃ・Monawallet)には請求・送金時のレートで送金する機能があるのでレートを計算して送金する必要はありません。
ここで生成されるQRコードはQRコード作成時のレートのモナコインで請求されます。
つまり、このQRコードは印刷したりして長時間使い回しできませんので、請求の都度請求してください。
どちらのwalletが良いかは特徴がそれぞれありますので、一旦使ってみて選ぶのが一番ですが
Android→もにゃ
iOS→Monawallet
(iOSだが他の通貨や様々な機能が使いたい→もにゃ)
という認識で良いと思います。
「もにゃ」の場合
もにゃは通常の請求用QRコードと商品設定を行い一括で請求が可能です。
③MonappyPaymentを利用する方法
前回のコミケで紹介した方法となります。
以下の記事を参考にしてください。
https://monappy.jp/memo_logs/view/lemon_ss/1644Monappyからの支払いのみとなりますが素早く決済を行えます。
QRコードを印刷すれば入金の確認も買い手のスマホのみで行うことができます。
通信環境など
前回C93では現地で実際にモナコイン決済を行いました。
とんでもない人数の人が一部の地域に集結するため、電子決済の要である通信環境に不安がりましたが通常の4G回線では問題ありませんでした。
一部、無料Wi-Fiを拾った場合に繋がりにくくなる場合があったので、決済確認用端末でトラブを避けるためにはWi-Fiをオフにすることをおすすめします。
モナコインを受け取ったあと。
モナコインをはじめとする仮想通貨は、相場の変動によりそのまま持っていると損をしたり得をしたりすることがあります。
モナコインはモナコインとしてたくさんの使いみちのある通貨ですのでそのまま使ったり遊んだりしても良いですが、お金として見る場合はできるだけ早く日本円に交換することをおすすめします。
買い手側の確認
ここまで、設定・準備おつかれ様でした。
最後に、お時間がありましたら買い手側の設定も目を通していただければ買い手側の理解を深めれればと思います。
また、受け取ったモナコインはその場ですぐ他のサークルでも使えますので良ければそちらも試してみてください。
Twitterでのハッシュタグはこちらになります。
どうしてもモナコインで決済を行いたいモナコイナーが見つけやすくなります。
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