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「蟹が行く」という言葉を広めたい

タグ: 横浜 

「蟹が行く」という言葉がありまして、個人的にすごく好きなのですが、全然世に知られてないと思います。
この言葉じつは「横浜」にかかる枕詞なのです。

蟹が行く横浜村が開港し文明開化の波で一変

みたいな感じで使います。
上の短歌を詠んだ和尚さんが作った言葉だそうです。歌の通り、ちょうど文明開化の頃に横浜に住んでいた人のようです。
ところがこの言葉、どういう意味か調べてもさっぱり出てきません。
いや、蟹が行くのはわかるんですが、「蟹が行くとなぜ横浜なのか」ってことがわからなかったんです。
「そらみつ」だの「たまきはる」だの、そういう古い言葉の意味が伝わっていないのはしょうがないかなと思うんですが、明治初期あたりの言葉くらい意味が残っててほしいもんです。語源とか調べたりするの好きなので、気になってしまうんです。

で、いくら調べても全然納得の行く答えが出てこなかったので、頑張って考えました。多分以下のような感じじゃないかと思います。

1つ目の理由は横浜は港町なので、浜辺を蟹が歩いていたから。これはそのまんま。
2つ目は蟹行文字(かいこうもんじ)という言葉から。蟹行とはカニのように横に歩くことを表す言葉。蟹行文字とは横に進む文字のこと。つまり英語などの横文字を意味しています。横文字が使われるとはどういうことか?そうです、外国人がそこにいるということです。
3つ目は上記「蟹行」と「開港」のかけ言葉でしょう。カイコウという同音異義語になっていますね。

まとめると
かつてはただ蟹が歩いていただけの素朴な村が
今やカイコウしたために
すっかり様変わりして、文明開化の街を外国人が闊歩している

故に「蟹が行くと横浜」なのではないでしょうか。
開港した時点を中心として、横浜の過去現在未来を捉えています。人や蟹が歩く風景のような目に映る物だけでなく、時間の流れさえも描写したおもしろい言葉です。
じつは上記太文字部分は、ほぼそっくりそのまま最初の短歌の意味するところとなっています。だからいい線いってるんじゃないかと思っています。

どうでしょうか。「蟹が行く」、2重3重の意味が込められたすごく美しいものに思えてきませんでしょうか。



というわけで、横浜モナコインちゃんの頭にはカニモナーをつけました。(枕詞なので頭に付きます)
文明開化をイメージして女学生風の袴姿になりました。
矢絣の代わりに行き交う船を描きました。
帯のモナコインマークは舵輪の形です(これはちょっと小さかった…)。
いかがでしょう
  • 公開日時:2018/06/12 02:28
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コメント


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@takeumabamboo

おもしろいですね!

2018/06/17 08:18:42

@apache_hanako

ナイス解釈だと思います。

2018/06/12 11:18:25