〇本記事の目的
そのお絵描き、左手デバイスを使ってみるとこれまでよりも素早く且つストレスレスに出来るようになるかもしれませんよ?というお話です。
〇左手デバイスとは
こういうのとか
こういうのです。
元々ゲーミングデバイスが多いですが、後者のように最初からお絵かきのために使用する前提で開発されたものも多いです。他にもswitchのジョイコンが左手デバイスとして優秀だなんて話が
twitterでありましたね。
左手デバイスの使用目的は主にショートカットの最適化です。通常のキーボードでショートカットを使用している方は多いと思いますが、左手デバイスはその特殊なキー配置や形状を利用することが出来ます。
〇どの左手デバイスが優れているか
左手デバイスにはいくつかの種類がありますが果たしてどれが良いのか、二種類だけですが私が使用したことのあるものについて書きます。最終的には個人の好みですが参考になれば幸いです。
〇前提条件
Surface Pro 4を使用しておりキャンバスの回転や拡大縮小は右手で行い左手デバイスを使う必要はない。
〇TAB-MATE CONTROLLER(旧ver)
CLIP STUDIO PAINTで使用することを考えて開発された
左手デバイスです。現在はワイヤレスになり一部が改変された
新verが出ています。
結論から書くとこれはまったく私には合いませんでした。理由は二つあります。
一つ目は左手が不安定になってしまうことです。私は絵を描く際に左手はどっしり構えておかないと落ち着かない派です(アナログで描く時も紙の左端に添えておきたい)なので机の上に手を置きたいのですが握った状態では安定させることができずいつまでたっても慣れませんでした。TAB-MATEは手のひらからはみ出るくらいの大きさなのでswitchのジョイコンくらい小さければもう少し楽な持ち方が出来たと思います。
二つ目はキーの問題です。ボタンはともかくとしてスティック操作が直感的でないためになかなか慣れませんでした。
〇Razer Tartarus V2
現在はこれを使っています。お気に入りです。TAB-MATE CONTROLLERで感じた不満点がまったくありません。
まず安定性ですがパームレストがついていて手のひらを開いた状態で乗せておくことが出来ます。どっしりした状態でしかも手に力を入れておく必要がないのでとても楽です。
キーも良いです。数が多いので一部しか使えていませんが指の届きやすい場所によく使うショートカットを設定して上の方はそこまででもないものを設定すればいいでしょう(普段使わないと設定したことを忘れますが)そしてなにより、ホイールがついています。これがデカい。ブラシサイズを直観的にほぼ無意識に変更することが出来るのでほんとにいいです。本記事で言いたいことの七割はこれです。
ホイール付きはいいぞ。
難点はドライバ&ツールが不安定なために時折設定が無効化されて再起動しないといけないこと、安定した場所じゃないと使用できないことでしょうか。
〇まとめ
ホイールはいいぞ(二回目)とにかく直感的なのでどのタイプの左手デバイスにしてもホイールがある方が良いと思います。新TABMATEはホイールがついて無線化も果たしているので持った感覚に不安がなければよいと思います。Razer Tartarus V2は少しお高いですが安定した場所で使うのであればおすすめです。
〇気になるやつ
ダイヤル型の左手デバイスが多く発表されていますがどうなんでしょうね。
こういうのとか。
地面と平行に回転するのでキャンバスの回転は直感的です。一方でブラシサイズの変更は微妙?
本体形状の都合、ボタンの配置や大きさがあまり手になじまなさそうなのも気になりますね。
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