私がブラジャーを外すと、幸は私から視線を逸らしてから、私自身で全裸になるように促してきた。
私は体を動かす事は出来たけど、とても遅い速度でしか動かせないし、少し動いただけでもすっごく疲れちゃうから、幸の提案を断ろうと思った。
でも、私の現状があまりにも酷いせいで、其れを目にしたくないから幸が、一人での脱衣を私に促した可能性が思い浮かんでしまったから、私は幸の提案を受け容れる事とした。
これ以外の可能性もあるけど、この時の幸は、私の裸体を目にしない事を選択しているようだったから、多分これでいいはず。
私は幸に私の裸体を目にして欲しかったし、その姿を幸の脳裏に焼き付けて欲しいと思っていた。
私と幸は付き合うのだから、私以外の女体を幸に目にして欲しくはないし、例え目にしてしまったとしたら、其れをすぐさま忘れて欲しい。
もし幸の脳裏に、幸の大好きな私の裸体が焼き付いてさえいれば、私が危惧した事態に幸が陥ったとしても、私の裸体以外の記憶は残らないようになる気がした。
だから私は、幸に私の裸体を晒しながら、凝視される事を望んでいるけど、其れを私の奥底に引っ込めて、幸の提案に従う事とした。
私が脱ぎ始めると幸は、急いでトイレの個室から出て行ってしまった。
衣服を脱ぐには、一人出会っても狭いと感じてしまう場所だったから、その気遣いがあったのだろう。
其れに、目にしたいけど、目にすべき時じゃないから、見ない事に決めた事柄へ幸が、大きな執着でも持っているのだろうか。
もしそうなら、幸がとっても可愛らしく思えてしまう。
だって、私と話し合って決めればいい事なのに、事前に私と話した内容に従って、幸は自分勝手に決めた上、自分勝手にもがき苦しんでいると思えちゃうから。
私と幸の未来を考えて、幸が決めて行動しているかも知れないけど、お互いに身の内を晒しあって決めていこうという事を忘れちゃっているようだから。
其れとも現状の私は、話し合えない状態とでも、幸は考えているのかな。
そしたら、すっごく面白いな。
そう考えちゃったとしても、一言でも私に声をかけてみればいいのに。
けど、私がこんな風に考えてしまう行動をとっている幸は、私の大好きな幸だと思ってしまう。
何時も幸は、私を一番に考えて行動しているって言っていたし、今まさにそうされちゃってるって思えるから。
もう、本当に幸は、私に嘘をつかないで、私の為に行動しようとしているんだな。
このままじゃ、私は幸を愛おしくなり過ぎちゃうよ。
私は、幸の事を考えながら動いていると、いつの間にか衣服を脱ぎきっていた。
全裸になった私が、トイレの個室を見渡すと、私が一番危惧した状況の痕跡を発見できなかったから、私はとても安心してしまった。
どうにか幸に私の脱いだ衣服を渡せたけど、その次の瞬間には、私の意識はなくなった。
私が緊張を保っている事で繋ぎ止めていた私の意識は、安心感によって其れを維持できなくなってしまったようだ。
本文は以上。
麗の意外な?心情表現で一区切りして、続く。
多分これで、投稿四百編目。
思えば遠くに来たもんだなと。
全編通して閲覧されておられる方が、何人いるか分かりませんが、貴重な時間を頂けて本当に有難く思っております。
投稿ペースは変わってしまうかも知れませんが、今後も末永いお付き合いが出来れば。
pixiv
放置。
姉弟子の…。シリーズが一番閲覧されやすい?
姉弟子モノを好まれるお方が多いのか。
其れとも、自分の作風が姉弟子モノを好まれるお方とマッチングしやすいのかな。
でも、天衣ちゃんモノもブックマークが微増してゆく。ちょいエロモノのみだけど。(笑)
こっちもあわせると、全部で何編になるんだろう?
電波なお話
生きているだけで、褒め?
『〔鬼ごっこ1 表紙〕 飄々としているから見つめ合いにくそうだけど、この力強く思える眼と目があってしまうと、どうしても目を離せなくなってしまう。 人を遠ざけているようなのに、人を引きつけてしまう不思議な瞳。 移動しながらでも、自分の視線を釘付けにしてしまうから、自分はその跡を追ってしまいそう。 こんな娘さんとお近づきになれるなら、未知の世界に足を踏み入れる事も躊躇しませんよ。』
悪しからず。
超超超電波なお話
もう、ほんとのほんとに愛しちゃいますよ。
だって、自分がとっても大好きな雰囲気をこんなにも醸し出されちゃっているから。
〔早く射精さないとイッちゃうよ〕の木下さんや〔エッチな魔法で見る夢は〕の委員長みたいなキャラが大好きだから堪りません。
根暗気味で内に溜め込みやすくて、自身に正直なキャラは最高です。
(多分、冗談を含みます。)
最高潮にされた想いを自分に吐き出して頂いて、その想いごと丸呑みした上で、相手を絶頂に導きたいです。
自分を思ってくれる想いを自分の力の一部にして、相手の想像を超えた悦楽を経験させ、絶対に自分から離れなくしちゃうんだ。(まぁ、絶対に無理ですが。でも、本当に魔法が使えれば…。)
身の心も自分に依った感情を一番にして、自分以外では物足りなくするんだ。
せきを切ったかのような貴方の言葉を全身で受け止めて、自分の愛をもってそのせきを埋め尽くしたい♡
おしまい。
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