メモログ

機械人間 (&-19)〔213〕機械に近いと思う人間の回顧

2980MF
2018/03/23 00:07


 ある事をきっかけに、自分が、通学しなければ、ならなくなった時、偶然、女性Lの姿を目にする事が出来た。
 でも、自分が、約一ヶ月ぶりに目にする事となった、女性Lの姿によって、自分は、自分が抱いていた彼女への想いを、完全に幻想であったと、思えるようになった。
 其れは、自分が一番好きであった、女性Lの髪が大きく変化していたからだ。
 自分は、女性Lが、彼女と仲のよかった男子生徒に、とっていた交流の仕方が好ましかったから、彼女を好きになった。
 だけど、女性Lの髪が、一番好ましかった。
何故なら、自分は、女性Lの長い髪が、解かれた状態を目にした事で、自分の心が奪われたから。
 其れと、女性Lは、彼女のくせっ毛のせいで、周囲よりからかわれていた事があった。でも、其のおかげで、彼女は、自分がとても魅力的に思えた、勝ち気な性格を得たようにも思えたし、何より、くせっ毛だったので、彼女は、髪の毛を伸ばしていたから。
 しかし、この時、自分が目にした女性Lは、ストレートパーマをあてた上、ショートボブにしていた。そして、自分の耳に入る大きさの声で、彼女は、高校入学したから、彼女の理想の容姿になる事が出来て嬉しいと、いうような事を発言していた。
 この言葉は、自分が、バスの中で聞いてしまった、幻聴かもしれない。けれど、自分が女性Lの声を聞き間違え難いし、何より、彼女は、この時、自分の近くにいた。そして、彼女は、小学生の時、自分に対して、髪がコンプレックスだと、発言していた。その時、自分は、綺麗な髪なのにと、彼女に伝えていた記憶がある。
 結局、女性Lは、高校入学を機に、彼女の理想に近づける努力を始めたようであった。自分は、其のおかげで、彼女との区切りを、完全につける事が出来た。
 自分より、先にバスを降りてゆく女性Lは、一瞬だけ、自分と目があった気がした。
 中学校卒業以降、自分と女性が、会話したのは、ただの一度だけ、自分が彼女に告白した時だけだ。
 なのに、自分は、女性Lとの関係性が薄いはずの、自分の母親から、何故か、彼女の情報を耳にするようになった。
 この時分、実家で、従兄弟の娘を預かっていた。そして、女性Lの母親が、看護師をしている病院に、自分の母親が、通う事があったので、自分と彼女の母親同士が、一時期、交流をもてしまったから。
 自分の母親は、自分に対して、女性Lが、中学校時代、自分の事について、よく彼女の母親達に語っていたと、伝えてきた。自分の事を、他の同級生達が出来ないような事を、やってのけていた、凄い人で、尊敬していると。
 自分は、他の同級生達が出来ている事が、出来ない為、他の同級生達が出来ない事を、自分がするしかなかったという実態を、女性Lは、推測出来なかったようであった。何故なら、伝え聞く内容が、自分が、他の生徒達が出来ていた事も、出来ていたとされていたから。
 自分も、そうであるけれど、女性Lも、想い人を自己の眼鏡で見てしまっていたようであった。そして、彼女の考えた自分は、自分が認識している自分と、当然、異なっていたし、何より、彼女が自分と持ちたいと思える関係性も、自分とは違うようにも思えてしまった。
 元々、自分は、女性Lと交際する気は、なかったけれど、この出来事で、其れがより強いモノとなってしまった。

本文は以上。
 続く。
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