メモログ

機械人間(&-10)〔204〕機械に近いと思う人間の回顧録

2980MF
2018/03/18 09:19


 修学旅行によって、自分の女性Lへの感情が、より特別なモノだと考えるようになった。自分が、彼女より、女性的であり、そして魅力的と思える人達より、彼女の事を、異性として、一番、魅力的だと感じていたから。
 小中学校を通して、自分の周囲には、女性L以外でも、彼女とは異なっている、自分が魅力的だと思えてしまう性格を有していた異性は、数人存在した。
 其の性格は、慈悲深い母親のようなモノに、勝ち気な姉のようなモノ、それに、甘え上手な妹のようなモノもあったし、当時流行っていたアイドルを真似ているように思えるモノもあった。
 自分の好みは、近い距離感で、思いの丈をぶつけ合うようなモノであったから、勝ち気な姉のようなモノに惹かれていたと思う。
 その様なモノであっても、似たモノを有していた人は、数人存在していたし、その中には、とても女性として、魅力的な体躯をしていた人もいた。其れに、実際、自分とそのような関係を有していたといっていい人もいた。
 だけど、自分は、女性Lとしか、自分の望んでいた関係性を持ちたいと、思えなかった。
 修学旅行が終わると、自分と女性Lの接点は少なくなっていた。
 でも、夏休みを迎えると、自分が女性Lを目にする機会が増えていった。
 其れは、自分の夏休み中の行動が、例年通りではなくなったからだ。
 自分は、中学校三学年時の夏休みに、理科研究部の活動をしていた為、夏休みも、殆ど毎日、登校していたから。
 そして、女性Lは、自分の集団に所属していた、彼女と同じ学級の男子生徒と雑談する為、彼女の部活動の合間に、自分達の活動場所であった、理科室をよく訪れていたから。
 自分は、其の光景に少しだけ、嫉妬してしまっていたけれど、殆ど毎日のように彼女の姿を目にする事が出来る幸福に、感謝していた。
 この時分の自分は、通常時より、登校する事が楽しかった。
 だって、自分が目にしたいモノを目に出来ていたから。
 自分が本当に欲しいと思っていたモノに、自分が手を出す事はなかったけれど、自分にとって、一番の元気の素が手に入る日常は、本当にかけがえのないモノであった。
 多分、自分が抱いてしまった、少しの嫉妬も、この時、自分の想いを引き立てた、極上のスパイスになっていたのだろう。
 自分が、欲していない光景であっても、其れを目にする事で、自分には、何らかのいい影響も、もたらされるのだろう。

本文は以上。
 続く。
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