「じゃあ人除けを解くから、テキトーに二人を女子トイレに誘導しな。あと、コレも忘れずに。」「はーい。じゃあ、行ってき...
「今日も?」「ソーさ。一昨日は一人だったけど。」「?」「初めてアタシが太郎に姿を見せた日、多分麗って子が、太郎が男子...
「…。」「ナンで、真剣なお顔になっちゃったの?」「太郎のせい。」「僕の事を真剣に考えてるんだ♪」「ソー。」「ナ...
「花子さんて、好きな子をイジメるタイプ?」「サー、知らない。好きな子がいた事ないから。」「ひ、ヒドい。ぼ、僕は?」「...
「ようは僕に女の子達が、欲情しなくなればいいんだけど…。」「多分、ソレは無理だね。」「ソーなの?」「逆は可能だ...
「あぁ、だから太郎はドーするのか、決められないんだ?」「違うよ。もう、どうでもいい事になっちゃった。」「ナンで?」「...
「ソレで太郎は、ドーなりたいの?」「花子さんとラブラブに♪」「巫山戯てると帰るよ!」「巫山戯てないのに…。」「じ...
「あー、もう!この話は終わり。」「太郎の悩みの話に戻すよ。」「ぶー。もっと、可愛すぎる花子さんを見ていたかったのに。...
「そういえば、ナニを考えながらしてた?」「ついさっきの事?それとも何時もの事?」「さっきは何時もと違ったの?」「ウン♪」...
「じゃあ花子さんは、僕の血じゃないモノを何度も、エネルギーにしてたの。」「ウン。ソーだ。」「何で、もっとはやく、僕...
「そのせいで、アタシも危ない目にあったのさ。」「許せない!」「近づいて大声だすのも、止めて。」「…うん。ごめん...
「で、人間と妖怪の中間みたいな存在になった奴なんだけど、ソイツは人間だった時、ソイツの家にいた女中達を無意識に惑わ...
「アタシは、何時もトイレで、エネルギーを補給しているの。」「ドコの?」「いろいろな場所。」「ココ以外でもしてるの?」...
「ダメなの?」「帰っていい?」「ご、ごめんなさい。」「だから…。もう、いいよ。諦めるから。」「ほ、本当?」「ソー...
「僕には幼馴染みが二人いるんだけど、そのせいで僕は、人を嫌いになりそうなんだ。」「何で。」「幼馴染みの一人はとって...
「それなら、さっきのも血じゃなくてよかったの?」「ウン。」「何で昨日、教えてくれなかったの?教えてくれてたら、血を選...
旧校舎に入って男子トイレに駆け込むと、其の場所は昨日と違った匂いがした。いや正確には、何時もと同じ男子トイレ特有...
何時もと違うはずの放課後を楽しみに、かなぐり捨てたはずの日常を僕は楽しみながら送る事が出来た。 放課後には、僕だ...
「で、何からお前を助けるんだ?」「何からなんでしょうか?」「お前が解らない事を、アタシが解ると思っているのか?巫山戯て...
「死ぬなら、他でヤレ!」 冷淡な口調で投げ捨てられた言葉が、僕の耳に入ってくるのと同時に、目の前の色彩達から、その場...
まるで、夕焼けの中に溶け込んでしまうかのようにも思えてしまう目前の景色に喜びながら、僕はあやふやにしか周囲を認識...