初めて体が僕へ伝えてくるモノを感じながら、僕の望みを聖へ吐露した。 とても恥ずかしい願いを。 普段なら口にするの...
聖の言葉は僕に安心感をもたらしたけど、聖からの圧迫感も僕へ印象づけた。 僕が聖に教えられる確証がない事柄を教えよ...
無言で聖は、僕の脱衣するさまを見続けていた。 何一つ表情を変えずに。 ただ風景でも眺めているように。 僕の全てが...
「咲は、私がどういう風に生きたいかを知っているの?」「多分。」「じゃあ、言ってみて。」「聖は、聖の生きたいように生き...
「其れで咲は、私に何を求めたいの?」「僕と定期的に、会話をして下さい。」「何で私が、そんな事をしなくちゃいけないの?...
僕が心の底から望んでいる聖との交流の足掛かりを手にできたから、この日はとても興奮してしまった。 床へつくまでの時...
「栗林君は、私の成績が気になっているようだけど、私は勉強にあまり興味はないの。」「どういう事?」「そのまま。」「だっ...
僕は、純粋に聖の事を知りたかったけど、僕より成績がいい人の事を探っているようにしか行動できなかった。 もし、僕が...
聖は、短期間で過ごし易い環境を構築していた。 僕が聖の事を気になる前に。 世の中は、僕の都合の悪いようにしか出来...
僕は学力試験の結果を知ってから、聖の事を強く意識するようになった。 其れまでの僕は、僕と似ているけど僕と逆のよう...
中学校に進学すると、村外からの入学者が数名いた。 僕の通っている小中一貫教育の学校は、生徒数確保の為、村外からの...
僕は、幼い頃から体も小さくて力が弱かった。 其れに周囲へ溶け込む事が出来ず、多くの時間を一人で過ごした。 だから...
俺はチビ助の体に密着し続けたけど、俺の体がチビ助に反応する事はなかった。 元々チビ助を性の対象にした事もなかった...
週末の朝、放課後に旧校舎でチビ助と会う約束をした。 チビ助は理由も聞かず、俺の誘いを受けた。 多分、いつものよう...
「其れじゃあ、幸は私の考えを分かってくれるのね。」「分かるよ。」「けどあくまで、俺がやってもいいと思う事をするだけ...
「私と幸の為でもあるけど、チビ助と朗姉の為にも、幸にはチビ助との行為を試して欲しいの。」「そんな事言ったって。」「...
「今の私の事はいいから、話を続けるね。」「ちょっと残念だ。」「もう。」「其れで言い難かったけど、この状態なら少しは...
「朗姉と話して、私の恋を判定する基準が出来たの。」「その基準は、とってもおかしなモノだし、其れの元となった私の経験...
「私は朗姉と話したから、私の中にある思いが宿ったの。」「其れは後悔しないように生きないと、私や私を大切に想ってくれ...
俺が身を焦がしながら日々を過ごす内に、俺の思考はおかしくなってしまった。 抑え続けていた想いを一度解放したのに、...
俺の想いを麗に伝えられたから、踏ん切りがついたし、俺はスッキリしたはずだった。 けど以前より、俺は落ち着かない状...
「でも、麗の体が女性的になっていったから、俺は麗の事を男友達扱い出来なくなっちゃったんだ。」「俺は麗に嫌われたくな...
中学校に進学して間もなく、俺は麗に告白をした。 もう、麗に対する想いを身の内だけに、留められなくなってしまったか...
小学校最期の学年になるまで幼馴染み三人は、異なる性別の集まりである事を認識していたけど、男女の別なく行動を共にし...